引きこもり対策のまとめ

おまかなステップ

引きこもり者リストによるアプローチ(施策側)

引きこもり当事者との「接点」を作る。

これが難しく、これが改善の重要ポイント

「接点」当事者の興味のある事、得意なこと、

当事者は家族からの外部に対する依頼。

全国にある「引きこもり支援センター」を利用する。

探りを入れながらの情報提供

(どちらも同じく)当事者家族は工夫が必要

何の情報を提供するかがポイント

外へ誘導する(援助者、施策側)理由は何でも良い。

細かなサポートをしながら

(モーニングコールや、送り迎えなど)

資格取得や就労支援(施策側)のチャンスを提供(施策側)

どんな場合でも親は、全面的に子供を信じること。

子供の失敗、挫折、無駄をマイナスと 考えない。

成長のプロセスを関心を持って段階的に見守る。

step by stepでじわじわと良くなる。最初が大事、結果を直ぐ求めない。

 

各ポイント

引きこもりとは

大事な事は引きこもりとはどんな状態にあるかの理解。

健常者と同じと考える人が多い。

親に対する怒りを潜在化して何かで傷ついてる。親に期待していない。

人間関係は1対1、一人を好む、受動的で自らは行動しない。

家族からも孤独、対人恐怖、栄養不良、生活のリズが悪い、運動不足、

体調不良。

本人の性格にも問題あり。

引きこもりの当事者を支配してるのは、自分の中にある過去のイメージ。

 (いじめられた、人間関係が悪いなど)

「今は、それが起きていない」ことを認識させることが第一歩です。

ゲームなどの依存症と複合している場合もあり、この場合も「孤独の病」

 

犬の引きこもりの例では、

犬小屋の奥に首を突っ込んだ状態で餌も食べない。

猫の場合は餌をやろうとしても威嚇し、ひっかく、

愛情を受けた経験があると立ち直りは早いが、そうでない場合は時間がかかる。

 

最初のアプローチ(施策側、援助者)

家族では対応できないので外部に委託する。

難しいのは、面会できても対面拒否(対人恐怖の引きこもりだから)

引きこもり状態から改善するには、まず「解凍」からやらなければいけない。

解凍とは、愛ある接触

引きこもり状態から脱却させるには少しづつアプローチし声かけしながら、関係を良くすること(接点探し)をしていかないと対策まではできない。

 

家族関係の問題

引きこもりの理由は家族関係が要因。

父親の無関心と母親の干渉が大半。

母親中心の世界は狭い。母子家庭の母親は感情の起伏が激しい。

母親主導で父親の存在がない場合、母親は口やかましくなる。

引きこもりは「家族から自分の存在感を得られていない」ので孤独を自ら選んだ結果。

親の夫婦仲が悪い。兄弟姉妹に対する偏った愛情、祖母、祖父などからの悪影響(支配)

両親個々と子の関係、子供同士の関係などが影響している。

子供の成長を加味しない子供時代からの先入観、固定感のまま接している。

成長するまで子供と話したこともないという母親もいる。

親が変わらなければ、改善できない。

カウンセリングは親から始める。

親の自立「親が自分の人生を生きている」ことが大切。

母親の笑顔、弾んだ声が大事。

親が腫れ物に触るような対応をしている限り進展はない。

毎日同じ不適切な習慣に甘んじさせている限り半永久的に持続する。

 

子供の性格

ADHD、ASD、LDなどの発達障害は別の対応が必要です。

性格的な問題を抱えている場合。

短気、感情的、強情、頑固、傲慢、身勝手、プライドが高い。

弱気、悲観的、神経質、HSP、自己破壊的、

この理由で社会になじめないという理由にはならない。

プライドが高く、人の欠点が許せない。

負けたくないため不登校になるケースもあります。

依存的で消極的な性格の子は、運動しないから、のろい事でいじめられる。

いじめられる子は、優しい性格で、親に訴えられない。 

いじめられる子は、禁止令と関係します。

自信がなく絶望感をもっていて、不安感を親にぶつける。

溺愛や過干渉の親が原因で「自我が育っていない」

(自分を統括することが自分ではできない)

幼い頃のように親が気持ちをわかって対処してくれる、期待感、甘えがあるが

親は心情をつかめていない。

この気持ちのずれで、怒りやすくなっている。

(頭の血流が悪い場合も怒りやすくなる、体調管理とも関係)

「怒りの処理」が出来ていなくて家庭内暴力で発散する。

子供時代に抑圧された子(いい子として育てられた子)は10代後半で爆発する。

禁止令との関連あり。抑圧されたACは反抗的な感情を抑えている。

他人の評価を気にする。

自己評価が低いので他人評価を嫌がる。母親が他人に自分の事をいうと怒る。

低い自己評価は不登校で拡大する。

自信がないので不安感が強い。

中身に自信がないので体面、髪型、服装を気にする。

体をぶつけ合う経験がなく対人能力が低い。

何かの得意領域があると、改善点が見いだせる。

 

体調管理

第一段階は健康な体にすること。

生活リズムが狂い、体調不良による欠勤や登校不能等によることがきっかけで、引きこもりになっている。

不安感があると夜遅くまで起きているのが不安感は解消されない。

これが生活のリズムを崩す。第一要因。

昼夜逆転、起立性障害など生活のリズムが不適切で体調が悪い理由付けに

なっている。自律神経失調症や「体の鬱」状態。

栄養不足も特徴。食事との関係

体が元気だと外に出る勇気が出てくる。

生活リズムの改善、栄養補給、起床時間、就寝時間の改善

1人でも散歩する、紫外線を浴びるビタミンD補給、同じくビタミンBが不足す

ると元気が出ない。昼間、運動する習慣をつける。

(夜間運動するのはいけない)

朝の散歩はメラトニンの補給で、夜の睡眠に関係する。

家族そのものの生活リズムが良くない場合が多い。例:親子とも姿勢が悪い。

例えば、情報提供の1つとして、眠りへの対策は「睡眠は朝から始まる」参考本などを読むことを勧める。

起床時間や就寝時間が自律神経の狂う原因であることを伝える。

子供が昼間ごろごろしていて副交感神経優位だと生活のメリハリがなく、

落ち込みやすくなる。この習慣を容認し絵はいけない。

引きこもりだから生活規律が緩やかでいいと言う事はない。

体調が悪いのは、生活規律が乱れているから、

運動不足だとドーパミンも得られず、頭の刺激にもならない。

体を動かす:早歩き⇒セロトニンが出る(顔が良くなる)

リズム運動、スポーツ観戦 、神社・庭・広場・公園・土手・海・山・港、

へ出かける。生き物の世話、庭いじり、クラブ活動、習い事など

定期的に美容院や散髪に行くことなども社会との接点になる。

成果は求めない。これが行動の大きな第一歩

 

食事

食事は孤食(1人での食事)がほとんどでストローク(心の栄養)が得られていない。

コンビニ、ファーストフードで食べさせてはいけない。

真夜中にこっそり冷蔵庫の中のものを食べる。

または、コンビニに行く習慣は厳禁。

食事の作り置きはしない(孤食を防ぐ)

1人で食事を買いに行かせるような事はさせない。必ず食事に誘う。

親の生活費供給と食事の世話が引きこもりを長引かせる。

 

環境要因

個室、ベッド(万年床)テレビ、パソコン、スマホからいかに切り離すかが課題。

玄関の履物を整える。家の掃除、片付け、洗濯、整理整頓で家庭環境を整備する。

寝姿のまま日常を過ごさせない。親の夫婦喧嘩はしない。

 

対人接触

遊びや他人との接触経験が少ない。

人との接し方がわからないので、他人の感情が読めない。

対人接触の経験が浅く、言葉での表現が出来ない、しない。

言葉の遅れ「話し方が一本調子」で自分の言葉が無い。

親も同じ場合は特に影響されます。

援助者との会話から慣れさせる「逃げ場」(保護因子) が必要。

 

ストローク

親からの日常的な声かけ(例:「おはよう、いってらっしゃい、おかえり、おやすみ」

「助けて」「協力して」「ありがとう」「嬉しい」)を積極的にする。

良かった事をつきとめる。

できるだけそばに入るように心がける。

本人の存在感を高めるには、何かを依頼したり、誕生日は必ず祝う。

親は子供を受け入れ、聞き手になる。

親子関係の基本=「雑談」⇒話し合いができる関係

親と雑談はするが本音は話さない場合は問題あり。

子供は、雑談できる、おしゃべりな相手の所にいく。

何でも話せる相手を探す(援助者)