親子関係 夫婦関係
身近な者に対して怒りを感じる
(DV、パワハラなど)理由と解決の条件
精神科医の説では、
「子どもがひきこもっている家庭においては、
親が子どもの欲求を察することが日常化
していて親子間が「二者密着関係」になっている」と述べています。
二者関係とは、客観性のない2人だけの関係。
親が子どもの気持ちや欲求を察して対処してしまうことで、
二者関係に安住して、
二者関係以外の第三者との関係
(身内を含め、自分の気持ちを説明しなければならない第3者的な状態に対しては、理解や言葉による説得、交渉が必要であることの基本的感覚)
を理解しないので外部に出れなくなる。
内部でこの察する関係が壊れたとき
(対処しない時)に不満の感情が出て怒りになる。
幼い頃、母子との関係で密着が得られない場合でも問題を感じないで、
対処できるようになれば成長しやすい。
ただし、密着障害の場合は別。
ただし、多くは、親子、夫婦間の心情理解がなされていない場合が多い。
「健全な関係」とは、
「親子でも、夫婦でも相手には相手の事情があり、
相手は自分の思いどおりになる存在ではない」
と言う客観的な自分の立場を理解できる能力=成熟した感覚。
夫婦のコミュニケーションを研究した
バウコムが、
「妻が従順であるほど、中長期的に見て夫婦関係が悪くなっていく」
という研究結果を発表しています。
妻が夫に対して従順であることは、
妻が夫のワガママをケアする役割
(=母親代わりの役)を担うことであり、
それが夫の心理的退行(子どもがえり)を促す。
夫が妻に対して強い
「母子一体感(=甘え、依存心)」を持っている状態
では。
⇒事例
夫は家庭においてますますワガママになり、
妻の事情、立場、欲求、価値観を無視し
「夫の事情をわかって当然」
「夫の欲求を満たして当然」
「夫の価値観を理解して当然」
と言う思いがあり、
これらが満足されないと夫婦関係が悪化する。
夫婦関係、親子関係に限らず、上司と部下、先輩と後輩の関係においても
同じくです。
この問題を抱えた状態がDVやパワハラに発展していきます。
自己心理学のハインツ・コフートによると、
心の成長のためには、
「適度な負荷」
「適度なフラストレーション」になれることが不可欠。
つまり、
「思いどおりにならない状況」が「適度にあること」が、心の成長のためには必要。
ただし、適度であることでオーバーなことではない。
過度による問題発生が多い。
「ストレス耐性」を養うには、
「かわいい子には旅をさせよ」とか
「留学経験」が役に立ちます。
ただし、我慢強い性格でも、心に爆弾を抱えていると時に爆発することが
あります。
これらの原因は生年月日を見ればすぐわかります。
⇒心理カウンセリングではこういうツールはありません。
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