占い師になるということ
毎日、新聞を読む習慣のある事、
ニュースを読む目的ではありません。
社会の傾向、文化欄が勉強になります。
ただ読むだけではなく、自分の課題を追及するために読むのです。
読まない人は、流行は、知っていても、
相談者の立場、言ってることを理解できません。勿論アドバイスも、
私の勉強の母体は、新聞です。
プロになりたいという人に新聞を読んでいますか?と聞くと、
「ニュースは、ネットでチェックしています」という答え、
この段階で、この人の情報、知的感覚をうたがいます。
別にNIEの肩を持つ気は、毛頭ありません、情報は、新聞に限りません、
しかし、貴重なニュース以外の情報源です。
社会経験と年齢。
何らかで成功した経験を持つ。
社会経験、職業経験の浅い、例えば、運送業しか経験がないとか、
水商売しか経験がないとか、人の相談に乗ったことがないとかと
いう場合は、無理があります。
自己肯定感、他者肯定感を持つ。
異質を理解できること。
占法だけに頼らないこと。
占いの勉強の根本にあるのは、一言で言えば、長年にわたる、
「人に対するゆるぎない興味と探究心」
⇒プロの講座では、この内容を解説しています。
まず、人の行動、性格、人生に対する、長年の継続した関心。
私の場合は、子供のころから人を観察することに興味がありました。
これが役に立っています。
占い師になろうとする人は、町行く人を観察して、この人の性格、人生は?と観察、推測する興味が必要です。
占いでなく、いきなり心理の話ですが、
ここが人と違うところです。
心理は、占いには大いに関係があります。
私の場合、心理は、興味と機会あるごとに勉強を積み上げてきました、
現在も、日々も継続しています。
私のプロ講座で勉強している他流儀の人が、心理の勉強に熱心に取り組んで即実践で生かしています。
私は経営コンサルタントという解決請負人をやったことで、さらに解決の考え方と自信を養えましたが、
⇒私の職業的な経験では、どの場合も、先輩から教わった経験は、ありません。
邪魔されることが、たびたび、ありましたが、
大丈夫、楽々乗り超えました。
★[人間は日々の積み重ねで形成される](植木理恵)
統計や学問がどうであれ、自分の経験を信じ、自信と信念をもって取り組む人は強いということを示しています。
★[学問よりも、自信と信念を持って取り組む人は強い]
(私はこういう考え方で勉強してきました)
不可欠な能力のひとつに「メタ認知能力」があります。
これは、自分の思考や行動を「メタ(高次)」の視点から
俯瞰的に捉える能力のことです。
メタ認知能力の高い人は、なにか問題が起きたときにも右往左往せず、
「そもそも、なぜこの問題が起きたのか」という視点から解決を図ります。(植木理恵)
抽象的でわかりにくいですが、他の人と理解能力が違うのはこの点です。
大学の勉強のように、何々理論ですと、どさっと、山積みされるような勉強の仕方では、現実との比較をする暇も、思索する時間もなく興味さえなくします。
最近、聞いた話では、心理カウンセリングで中心的に教えられている
⇒世界的な理論が、いい加減だと、さらに悪いとまで。
特に心理は、現実との対比、具体的な現実イメージがないと理論を解釈できません。
特に大学の通信教育の場合は、教科書をまとめて送ってきます。
放送大学を20年も勉強した人がいますが、
何を勉強してきたの?という感じです。
本人に言わせれば、先生そのものがわかっていないという事です。
頭のいい人は、図書館に本がずらりと並んでいるように脳内に知識がみっちりと詰まっている様子を連想しますが、実はそうではなく、整理整頓が行き届いて、必要な本を素早く取り出せる。
[知識量よりも知識を取り出すスピード](植木理恵)
秀才の欠ける点は、現実感覚です。
常に現実問題に照らせ合わせ考えることが大事です。
大学卒業以来勉強してないという人は,NGです。
学歴自慢によくあるケースです。
一般の講座の中身は、「すべて入り口」です。
「こういう理論があります、はい、さようなら」です。
実践の場を踏んだことのない若い講師が教えています。
(例:放送大学)
私の場合は、占いは、まず、自分である程度、基礎的なことを勉強して、 質問を溜め込んでから、良い先生にめぐり合えたことが寄与していますが、
すべてを教えてもらったわけでは、ありません。
プロの見方の一例を披露してもらうことで、考え方、視点を学び取る、後は、自力で探求する。
何を質問すればよいか、わらないという人は、
自分で思索してないからです。
「日々勉強」という生活スタイルで、それをカバーしています。
というと、本を読んでいると思われがちで「本の虫」といわれたこともあります。
単純に人のためと思ってる人は「世話焼き症候群」になります。
本当のアドバイスは、善良なだけでは、できません。
初級講座を受けただけでは、あくまでも基礎です。
依存させすぎも自立要求しすぎもいけません。
この落としどころがプロの技術です。
大抵の人は、依存させすぎか、自立要求型など、偏り傾向があります。
講師そのものが、鑑定の素人というケースは珍しくありません。
古典伝承だけで、実際の鑑定をほとんどやっていない講師、
鑑定がほとんどで、教える経験の浅い占い師、どちらもダメです。
企画担当者が、腰掛サラリーマンです。
いきなり⇒大金を要求する者には、注意!
看板を見て、すぐ決断したという人に失敗例が多い。
経営コンサルタントでも研修オンリーという者は、現実の解決はできません。
大学院を出ても同じです。
本物から習わないと古典理論のみになります。
問題は、古典は、理論そのものが迷信の場合があります。
大学教授に習った、というのは、悪い例です。
手法を現実にどう展開するかは、ノウハウが、必要です。
(手法そのものもあいまいです)
占いで、実際に当たるという感覚は、量よりも、質です。
古典を終了すれば、いざ、鑑定!
無理です、まやかしです。
1件1件、吟味することで、鑑定力が向上します。
鑑定所のような場所では、何年いても、力はつきません。
特に、古典の場合、手法を学べばできると思うのは、
一方向に出た答えを言ってるだけです。
出てきた鑑定内容が、現実には、どのようになっているかが
ポイントです、そのままの人もいれば、変化してる人もいます。
そこを読み取るのが本当の鑑定です。
何年もの検証作業が自信をつけます。
この結果を、お教えしています。
ある時、娘の事で母親が相談に来ました、
話は盛り上がり2時間話しました。
次の日、娘の誕生日を間違っていたといってきました。
しかし、何の訂正をすることもありませんでした。
なぜなら?現実との対比をしながらアドバイスをしています。
単に、良いか悪いか、こうです、ああですとは、言いません。
出てきた鑑定結果をそのまま言うのが占いと思ってる人に
アドバイスはできません。
相談者が求めているのは、「どうしたらよいか」です。
方位とか、改名とかあ開運グッズとかは、答えではありません。
鑑定結果を単純に言われて満足する依頼者も沢山います。
占いとは、そんなものだという観念を持っている人たち。
鑑定結果と実相を比較しながら、この人にとって、
何が強みか、弱みかを分析して、実際に即した
アドバイスを行うのがこれからの占い師です。
「天気の良い日に、あちらの方向に行きなさい」
「光が見えます」という鑑定は、古臭いやり方です。
こういう占い師に正月の運勢のページを任せているフリーペーパーが
あります。
テレビを見ても、町を歩いていても、名前を見れば、即、
画数を数えます、歩いている人を見て、その人の性格、運勢を考えます。
そういう毎日の思考習慣が大事です。
自分を売り込むことしかしてない人気取り占い師をみらなってはいけません。占い師は「黒子」ですから。意味が解りますか?
最近、面白い話を聞きました。
病院にいって相談すると、「先祖を大事にしなさい」といわれたとか、
これでは、巷の占い師は、立場がありません。