知られていない基本的な分類法
占いの大分類と知られていない問題
何が合理的な占いか?という前に、
好きか嫌いか、興味のあるなしで恣意的に分けてしまうのが自然で、幻想的な事に興味を持つ人は、例えばタロットなどカード類を選び、
数字に抵抗のない人は論理的判断をする関係を選ぶという傾向があります。
結果的には得手不得手となり選択肢は、限られてきます。
もう一つの側面は、有名な占いの中から単純に選ぶ、
それがどういう問題を抱えているかには、まったく関心がありません。
⇒「認知のゆがみ」
(拡大解釈と過小評価)を抱えている人に正しい判断はできません。
大まかに一般の人に分かる分類としては、
①東洋流と西洋流に分けられます。
しかし、東洋流と言っても主流は中国流で、日本の大半は中国流です。
別な言い方をすれば基本とする暦が陰暦か陽暦かになります。
②一般的な分け方としては、
命、ト(ぼく)、相の3種類に分けます。
ト(ぼく)や相は、鑑定内容も抽象的ですが、現状を占う場合に生年月日や名前に関係なく、即、占えるのが特徴です、
ただ単に相談者本人の単純な運勢のみわかればよいという場合は問題は、ありません。
しかし、ト及び相は予測ができません。
女性は、手相とかタロット(ト)に興味を持ちますが、
まず、この辺の理解が大事です。
イベント向けには良いですが、相談者の悩みに対応するにも限界があります。
③日本の多くの占いは、命で見る場合に不可欠で基本的な暦に対し、
「役に立たない不正確な暦」(陰暦)を使っています。
この事から言える事は日本の多くの占いは、
正確な年月日(時間を含む)の予測ができない事です。
これは致命的な欠陥です。
命で見る場合も、星占いや、数秘術の様に年月日が揃っていない場合
(数秘術で年月は計算しますが、正確な年月の数ではありません)
は、当然限界があり、命の特徴を生かせません。
④予測ができるか否か?
これは重要ポイントで、実際多くの占いは予測ができません。
(大まかな波動論や年代別は別として)
理由は、基本とする陰暦は不正確は暦だからです。
算命学や四柱推命は、陰暦には直接影響されませんが十干十二支の組み合わせで
見るので予測は困難です。
これが大きなポイント。
これを多くの人は知りません。
西洋は、世界に共通する「陽暦」を使っています。
つまり、日本の占いも陽暦で正確な暦を使えば精密な鑑定ができるようになりますが、条件があります。
⑤数字を使っているか否か?
(九星、気学は数字を使っていますが、活かせていません)
その条件の一つは「数字」を使う事です
これで西洋と一体化する事ができます。
(西洋は星占い以外は数字が中心)
このことにより鑑定範囲が広がるだけでなく、深く見れる条件の一つが整います。後述
⑥派生的な条件としては「五行」が中心か否か?
⇒五行
日本の多くの占いは、「五行」を中心に使っています。
これではアバウトな占いしかできません。
しかし、数字を使う事で、
自動的に「五行」を組み込む事ができます。
こうすることで非常にアバウトな五行の欠点をカバーすることができます。
五行と同時に陰陽を重視していますが、全ては数意に集約されているので、
気にする必要は、ありません。
⑦9種類の分け方か12種類、他か?
12種類よりも9種類を使っている占いが大半であることと、
12パターンに分けた場合は、それ以上細かく見れないので当然「当たり外れ」が出てきます。
9種類では「四次元展開」ができますが、12種類では、できません。
これが12種類に分けた欠点です。
⑧四次元展開ができるか否か?
9種類で数学的手法の「四次元展開」(ピタゴラスの根の定理)をすれば、
四次元展開さらに現実により近くなります。
(九星気学では飛泊、十分生かされていない)
⑨さらに決定的なことは、家族関係が、抽象論でなく具体的に見れるか否か?
例えば、親または親族の性格、相性、
相談者本人の性格的問題、愛情運、家族運などが見れるか否か?
理由は、夫婦関係を含め、悩みに関する相談内容の中心的課題だからです。
ただ単に相談者本人の運勢のみわかればよいという占いとは一線を画します。
こういう考え方で占いの種類を選択しましょう。
といっても、一般の方は勿論のこと占い師にも具体的な事が分か
りません。
それについては「十五占法」の解説を読んでいただければ分かります。
まず、この辺の理解が大事です。
ただ、現在の占いの世界は
「運が、あるかないか」が中心の見方で、相談者の本当の悩みの解決に至りません。
つまりは相談者が、どこまでの内容を求めるか?
鑑定者がどこまでのレベルを語れるかによります。
世の中は、まちがぅた方法が大勢を占めるのでこれで良しとする人が大半、
したがって、多くを望まなければ、現状でも問題ないことになります。
これで満足しない人は詳しく見れる方法を選択する方法を選んで、相談者の多様なニーズにこたえる事です。
しかもこの方法は、他の占いよりも簡便で、理解するにも占うにも容易であることが条件です。