ギャンブル依存症対策のまとめ

依存症特にギャンブルに関して

順次ステップを踏んでいかないと効果がありません。

共通点は「愛情不足」です。

「依存症は孤独の病」

依存は、それを補完する「自己治療」で変わるものがないと

やめられない。

原因は、人から得られないので人ではない「もの」に依存する。

(「薬物乱用のおかげで死なずに済んだ」という例もあり)

実質、周囲に助ける者がいない、孤独である。

助けを求めるようと言う気持ちもない寂しさも原因の1つ。

「生きづらさ」を抱えている。

人とのつながりを取り戻すことで回復。

幸福は、「少しづつ積み上げていくもの」

幼いころ不孝を体験した者は、この原則を知らず、

一気に幸運を取り戻そうと、ギャンブルなどに期待、無理をして

さらに不孝を招く、この繰り返しで幸運を招くことができない。

 

多くは家族との関係、親子、夫婦の関係が悪く、

愛情不足を補うために何かに依存することが原因です。

まずは、家族との関係を見直す、例えば夫が対象なら奥さんが

夫との接し方を改め、優しくする。

(甘やかしたり、彼らに要求に従うことではありません。)

奥さんが口やかましい状態や優しくない場合は、

改善のステップは踏めません。

二人の関係を良好にしてコミュニケ―ションがスムースに行く

こと(本人と本音で対話ができる)が改善の基盤になります。

 

ギャンブル依存症の特徴

自己評価が低く自分に自信が持てない。自己肯定感が低い。 

人を信じられない。排他的で猜疑心が強い。

本音が言えない。寡黙、特に男性

見捨てられ不安が強い。根底に不安感、刺激を求める。

孤独でさびしい 愛情不足感

自分を大切に出来ない。自己破壊的

 悪い環境を選び、悪い人間関係を持つ

人の意見を聞かない「否定脳」を待っている。

 素直に聞く耳を持たない。

悪い事を軽視する「認知の歪み」がある。

自分では直せない「コントロール障害」がある。

嘘をつく症状がある。

男性の場合「男として夫として未成熟」

 学歴や収入、地位は関係ありません。

これらに対応(振り回されない)するにはためには

心理学の専門知識が必要です。

 

「あるべき論」では、依存は治りません。

彼らを追い詰めてはいけません。

家族が叱責、説得、面倒を見ると、逆効果となる。

依存症などに必要以上の手助けをすることで結果的に

状況を悪化させる。

 

彼らは、家族的な愛情に恵まれず、人に相談することが苦手で

自分の心の傷にも気づきにくく、意志の問題ではなく再発を

繰り返す「慢性疾患」。

40%の人は「行動嗜癖」に陥る可能性があり、

この場合は、保健所や精神保健福祉センターなどの相談機関に

相談、専門医療機関などで診断・治療を受けること。

 

人の意見を聞かない「否定脳」を待っているので叱責や説得は

効果がありません。

「否認の病」といわれている。

否定的な感情を認めたくないために、何かに依存する。

しかし「自分は依存症でない」と過小評価する。

否定的な感情を認めたくないために、何かに依存する。

こういう夫に期待して、切れる妻もいますが、無意味なことです。

状況を悪化させる。

 

依存症は「ドーパミン依存症」

ドーパミンに代わるものはオキシトシン(愛情ホルモン)や

セラトニン(メラトニンの原料)。

ドーパミンの代わりにこれらを強化するとドーパミン依存症から

離れられます。

オキシトシンは人や犬や猫に接することでも得られます。

メラトニンは朝、太陽に当たるとかリラックスする事によっても

得られる幸福感です。

これらは駆り立てられると言う要素がありません。

セロトニンが正常に機能していると、精神が安定するため不安に

なりにくく穏やかになり、幸福感が続きます。

 

初期症状の1番解決しやすい時に対策を立てるのがポイントで。

依存症になってないので、問題ないと見過ごすと取り返しがつかなくなります。

 

友人関係(時には親子)家庭環境、環境(パチンコ屋が多い)

などに問題がある。

生活習慣が悪いと幸福感が得られない。

依存しやすくなる場所、人、環境を本人と話し合いながら少し

づつ改善していく。

時間、場所をできるだけ避ける。

その回数を徐々に増やしていく。

この場合、サポートする人(家族以外)が関与すると効果的。

「自立とは、依存先を増やす」

引き金となる衝動、15分間(「衝動との闘い」)

を「代替行動」で徐々に他の事に置き換えていく、

治療法は100%辞めさせるには時間がかかります。

本人の「楽しいリストを100」あげて、それを実行する。

参考文献「代替行動」

 

依存依存症は軽度なもの以外は本人と家族だけでは解決しません。

家族家族に頼らず自助グループに入る(精神福祉センターに相談)

「自助グループ」が回復に効果的。

ネズミの実験では孤独な環境で育ったグループと仲間と一緒に

育ったグループでは孤独に育ったグループは依存症になりやすく

グループに入ると治ると言う実験結果あり。

 

1度ではうまくいかない。(ウツなどになる場合もあり)

どうにもならない状態「底付き体験」

(どうにもならない状態に陥る事)を何度か経験し失敗しながら

良くなる努力を重ねていく過程が必要。