依存症の対策

依存症は、本質的には、他に頼るものがないための「自己治療」です。

つまり依存を否定するのではなく、

 

有名な考え方に

「自立とは、依存先を増やす」と言う考え方があり、依存するものを増やす。

ゲームばかりして結婚に関心のない息子の相談ありましたが、新聞での回答は、結婚を勧めるアプローチばかりで依存については何も触れていませんが、ここに問題があります。

 

初期症状の1番解決しやすい時に対策を立てるのがポイントで。

依存症になってないので、問題ないと見過ごすと取り返しがつかなくなります。

 

ドーパミンに代わるものはオキシトシン愛情ホルモンとかメラトニン。

ドーパミンの代わりにこれらを強化すると、ドーパミン依存症から離れられます。

オキシトシンは人や犬や猫に接することで得られます。

メラトニンは朝、太陽に当たるとか

リラックスすることによっても得られる

幸福感です

これらは駆り立てられると言う要素がありません。

セロトニンが正常に機能していると、精神が安定するため、不安になりにくく穏やかになり、幸福感が続きます。

 

具体的には、怒りっぽい、突然キレる、突然悲しくなるなどといった、気持ちの浮き沈みを防いでくれます。

逆に言うと、幸福感が得られていない

状態ではメラトニンが不足します。  

これが依存症と関係しています。

4つの幸せホルンモンを増やす「幸福感の法則」(さくら舎)

 

依存しやすくなる場所、人、環境、

時間をできるだけ避ける。

その回数を徐々に増やしていく。

この場合、サポートする人(家族以外)が関与すると効果的。

 

引き金となる衝動、15分間を他のものに置き換える「代替行動」(これのみを取り上げた書籍があるので参考に)

「楽しいリストを100あげて、それを実行する。

 

家族に頼らず自助グループに入る。

(精神福祉センターに相談する)

ネズミの実験で孤独な環境で育ったグループと仲間と一緒に座ったグループでは孤独に育ったグループは依存症になりやすく、グループに入ると治ると言う実験結果あり。

回復に効果的な自助グループ。

 

どうにもならない状態「底付き体験」(どうにもならない状態に陥る事)

を何度か経験し、失敗しながら良くなる努力を重ねていく。

1度ではうまくいかない。

(ウツなどになる場合もあり)

「衝動との闘い」病気自体への試行錯誤は、基本的には続きます。 

 

 ⑧参考文献

「依存症からの脱出」

「ダルク回復する依存者たち」

「万引き依存症」

「愛着障害としてのアディクション」

「その後の不自由「嵐」の後を生きる人たち」

(薬物を辞めてからの方がはるかに長く苦しい)

「代替行動」

 

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