人生をたのしむ

ドラマ「平清盛」のテーマソングになった。

後白河法皇

「遊びをせんとや生れけむ...の言葉の素晴らしさは?

「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ遊ぶ子供の声聞けば

我が身さへこそ揺るがるれ」

 

祗園女御が歌う今様の一節は、

遊びや戯れは生きる事そのものであり、子どもが遊ぶように夢中で生きたい。

「しっかり遊んだ子供は、生きる力を養う」

(楽しいという体験が、人生の土台を作る)

小さいころからの楽しい体験がないと大人になって趣味が持てない

楽しみを持てる人は、ウツにならない。

ウツの人は楽しみが持てない。

 

「遊びは人生のオーバーホール」

(楽しむことを怠ってはいけない)

 

北原白秋、斉藤茂吉などの詩人も、手放しでこの歌を絶賛している。
争い合う武士や宮廷とは無関係に、庶民は、庶民なりの喜びを感じて生きる


後白河法皇は、戦乱の世にあっても、人生の喜びを忘れない庶民のたくましさ、

大らかさ、のびやかさにこそひかれた。

そうした庶民のたくましさ、大らかさは、江戸時代にあっても、昭和の敗戦後にあっても、日本人からは失われなかった。

「格差社会」といわれる現代には、是非ともよみがえってほしい言葉。

 

「男の品格」(PHP 川北義則著)には冒頭にこの言葉を挙げ

「仕事は男の中身を作り、遊びは男の行間を広くするということで

下記のように述べています。
遊び上手な男は仕事もできる。

また女性関係でも、遊び心を持っている男はモテる。

(それには妻に対する条件があります)

それはやはり、ゆとりがあるから。

ゆとりがあるから魅力がある。

魅力があるから品格が生まれる。

そしてその品格を宿した男に、男も女も運もついていくものなのだ。


「ゆとり心」を見につけることが、あなたの男としての品格、品性を磨いてくれる。

そうすれば、かって諸外国の人々が感動したような日本人の国民性や精神性が、

きっとよみがえる。

日本人が本来持っていたはずの美点に目覚めてほしい。

趣味にしても道楽にまでなれば、面白みが出てきます。
恋愛も修羅場を経験すれば、もっと男は成長する。
遊び心は、仕事にも、人生を豊かにするためにも必要である。


「遊び心」「ゆとり心」を取り戻し、もっと奥深い人生を送ってもらいたい。

皆さまはこの言葉の素晴らしさはどういうところだと思いますか?

 

神道には「楽しく生きなさい」と書いてあるという

「神道の言葉」という講座に行きました。

「当たり前のこと、正しいこと、世の中のことを行うものであっても、

すぐには、認められない、どころか憎まれたり、悪口を言われたり、

ひどい目にあうことだってある。

しかし、人生は楽しく、喜び合っ気に生きる事が一番大切である」と、

いうことでした。

「85歳のチャリーダー」