人生相談誤りの一例
人生相談誤りの一例
雑誌の人生相談の論理を分析しました。
問題の相手に関しては、相談者の観察情報以外はありません。
①彼は30代前半優しくて真面目だけど、フリーランス、親が結婚を認めてくれないと言う相談。
②夫は家のことを手伝ってくれる、優しい性格だけど、よく転職して、妻としては家計が心配でイライラする。
③彼が自分はフリーランスで生活力がないと言って、突然の別れを行ってきたが私には未練があると言う相談。
④彼は自分よりも20歳上で親に対してどのように説得すればよいでしょうか?
これらの答えに関して、美辞麗句、抽象的、文学的表現、装飾語をたくさん並べて、結果的にはいずれも現状肯定、自分の素晴らしさ、可能性を認めなさいというのが結論です。
すべてに共通するのは、相談の対象である彼の分析が、一切ないことです。
これでは何の解決もありません。
例えば家のことを手伝ってくれる。
これは、悪いことでは無いですが、本質的には、仕事がちゃんとできることが先決。
1.過剰保証(仕事ができない部分を家事を手伝うことでによって、補おうとする心理)
2.弁別決定(本来は、仕事の能力を評価するべきことを、彼の性格で決めようとしていること)
相談者が願望と現実論の違いが分かっていない。
願望を否定されることに苛立ちを持っている。
①は、彼の性格を見極め、親代わりに教育し直すか、主婦が経済力を持つ事(事例リンク)
②現実を見極め、未練の処理し、別れること。
③年齢差の場合、20歳も違うのは、女性が父親代わりを求めている事です。
結婚して年齢的な問題は必ず起きますが、それがどこまで対応できるかの覚悟があるか?
なぜ魅力を感じているかと言う分析が先です。
相談の対象や自分の心理をしっかり見極めないで、肯定論で話をくくっても、現実対応にはなりません。
これが相談者及び対象者を見極めることができない、占いもできない、カウンセリング
の技術もない、肯定論と文章力に頼る人生相談の欠点です。
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